目的:京都大学内の猫を責任をもって終生お世話し、猫にも人にもやさしい構内環境づくりをする。
活動理念:ねこも幸あれ、ひとも幸あれ
具体的な活動:不妊去勢手術・えさやり・排泄処理・ゴミ拾い等
2013年の12月2日に発足しました。
もともと活動していた大学職員の方のお手伝い、という形から始まりました。
今後、人数に合わせてできる限りの活動をしていきたいと考えています。
*アイコンの猫をよくみてみると耳カットをしています。自治体や獣医師さんごとに耳カットであったり、刺青であったり、または何もマークしなかったりと種類があります。不妊去勢済かどうかは耳カットしていない場合、男の子ならばひとめでわかるのですが女の子の場合お腹を開かないと手術した子なのかどうか分かりません。何回もお腹を開くのは可愛そうなので、耳カットがスタンダードとなれば、と思っています。
*耳カットの是非について
地域猫の耳カットは不妊去勢手術と同時に施術されます。
そのため全身麻酔が効いている状態で耳カットをするので痛みはありません。
回復するまでは痛みがあるのですが、耳の血管や神経は少ないので大きな痛みではないと推察されています。
全身麻酔をかけてまたお腹を開く可能性と天秤にかけたら、耳カットのほうが結果的には猫の苦痛が減らせると考えています。
猫のオリジナルデザインに手を加えることであり、本来ならば是とされるべきことではありません。
不妊去勢手術をする場合、猫たちには謝っても謝りきれない気持ちで手術に連れて行っています。
しかし、全国での殺処分数はもちろんのこと
(環境省,http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html)、
京都市での殺処分数も依然犬の倍の命が殺処分されています
(京都市,http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000102460.html)。
京都市の職員さんは一匹でも多く譲渡するために精力的な取り組みをされているのですが(その成果もあって毎年殺処分数は減少し、譲渡数は増加傾向にあります!!)、まだまだ多くの命があふれかえる命となっているのが現状です。
そして、職務として手を下さなければならない保健所職員さん(京都の場合は家庭動物相談所職員)の気持ちはいくら推し量っても控えめになってしまいます。
そのようにあふれかえる命とならないためにも、猫たちには申し訳ないのですが不妊去勢手術をしてきたのが現状です。
いつか、殺処分も不妊去勢手術もしなくていいようになることを願っています。